訪ねる 出会う
Café de FUKUSHIMA 活動報告



東北・福島の現場から、石川和宏さんのご報告をお届けいたします。

人間の関わりの始まりには出会いがあります。
関わりの中で互いに支え、助け合うことの可能性も生まれます。

東日本大震災の被災地は、東北の沿岸部の田舎がほとんどです。
そこにいる人々と出会うことは、実は簡単なことではありません。
足を運ぶというとき、単純な距離の問題だけではなく、
自らを動かす内発的な力を求められるのです。

人を訪ねる。

簡単なことだと感じられるかもしれませんが、
それを定期的に続けることは、やはり大きな働きであるといえます。
そしてそのとき、心の内から湧き出るような力を求められるのです。

あるいは祈りのうちに支援が進められるとき、
それは、自分の持っている力を頼りとすることではなく、
祈りによって与えられる力を見つめることなのかもしれません。

(2016年9月7日 東北ヘルプ理事 阿部頌栄)



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